高齢社会に新しい支え合いシステム 障害者と暮らす複合型の居住
2014年04月09日 14:24
若者世代と趣味共有し育児も/産業型福祉「葉っぱビジネス」
高齢者世代だけではなく、全ての世代が集い、年齢を重ねられる「エイジ・フレンドリー・コミュニティー」と呼ばれる新しい支え合いシステムが注目されている。高齢者と障害者が一緒に暮らすスイスの多世代複合型居住コミュニティー、高齢者と若者世代が趣味を共有したり育児をしたりするドイツの集合住宅、「葉っぱビジネス」で知られる徳島県上勝(かみかつ)町…。文化人類学の視点から高齢期の住まい方について研究する国立民族学博物館(大阪府吹田市)の鈴木七美教授に聞いた。
多世代が共生
スイス・ベルン市郊外にある「リュティフーベルバート」。1991年に開設され